シラスウナギ(表浜)
投稿日時:2008年12月08日 09:30投稿日時:2008年12月08日 09:30
カテゴリ:愛知

【投稿者】
omotehama

【関連海岸】
表浜海岸

【投稿内容】
発見日時:2008年12月8日
最近の異常なほどのワラサやヒラメの豊漁。地元の古老も「こんなんは初めてじゃのう、百年に一度だぞい」と驚きを隠しません。渚から僅か数メートルまでワラサの群れが迫り、コノシロを追い立て、慌てたコノシロやイワシの群れが浜まで打ち上がってしまいます。ヒラメもかなり大型で昨日は約80センチ級。そして同様に1メートルはあろうかというヒラスズキも掛かっています。
これほどの大豊漁も、ひとえにシラス漁が今期は船が出せなかったという社会的規制の影響(恩恵?)ではと釣り人も話しています。
捨てるほど獲っているシラス漁。例年の夏場は水平線が見えないほど、二艘引きの漁船で埋まるのですが、今年の原油高で事実上の漁業規制となったのは確かですね。
自然の復元力、実はヒトの活動を規制すればしっかりと働くのではと、こんなことからも思ってしまったりします。

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この記事へのコメント:2件 関連記事(トラックバック):0件

beachmolluscさんのコメント(2008年12月10日 08:56)

表浜さんのレポート、水産的に有意義ですね。水産資源は収奪するものだという本能を持っているニンゲンの心理をどうやってうまく制御すれば資源を持続的に利用することができるか、という課題に「つながって」います。

これからウナギのシラス漁がはじまりますが、激しい乱獲がありながら、まだニホンウナギ資源が崩壊していないことが不思議です。

塚本さんなどは河川に行かないで海辺に残って育つウナギが資源の崩壊を防いでいるのではないか、などと考えているそうですが、淡水環境以上に汽水環境は痛んでいるから、説得力に欠けると思っています。

ニホンウナギのシラスが、ある年に突然全く姿を見せなくなることもありえるのではないか、と心配しています。ヨーロッパウナギに対するあちらでの取り組みに対して、ニホンの水産関係者、特に水産庁の姿勢は大いに疑問です。彼らの管理の思想には行政上の都合と漁業者の目先の利害調整が優先していて、科学的な資源管理の概念が欠けているのではないだろうか。

少し前ですが、ブログで批判しておきました。「ウナギが絶滅する日」のシリーズの最初のです。
http://beachmollu.exblog.jp/7300845

砂浜の波打ち際にはいろいろな稚魚が入れ替わり立ち代り寄ってきていますね。干潟や藻場と同様に海のゆりかごですが、その認識が広まっていません。汀線付近の稚魚やその餌になるアミ類などの研究もわずかながらありますが、海岸で仕事をしている関係者であっても、基本的な知識としてどれだけ共有されているでしょうか。特に海岸工学の皆さん。

シラスウナギと同様に、砂浜ではいろいろな無足類などの透明で面白い姿のレプトたちが出現するようです。波が砕けて濁りがある汀線付近の海水中に透明な幼稚仔たちが隠れていることは稚魚ネットでも引かなければわかりません。

関連URL:
Omotehamaさんのコメント(2008年12月12日 09:39)

まさに激しい乱獲です。特に遠州灘表浜域は篠島や形原、三谷など三河湾から出漁してきます。漁協の激しい争奪戦の場となってしまって、浜からも漁船の競り合いでは罵声も聞こえてくるほど。シラスだけでなく、夏場はこの海域を通過しなければならないアカウミガメにとってはもっとも悲劇的な場面となってしまいます。しかも、湾内の漁師には砂浜と沿岸砂州に関してはまったく関心の無い、ただ、ただ収奪の場としか捉えられていません。形原の漁師が森の間伐や植林に出向いている活動はよく報道されるのですが、漁業資源を直接的に支えている領域である沿岸域がまったく理解されずに崩壊に向かっているのに。これは全体を把握しないで、一辺倒な方向に向かいがちな環境を語っている学術界にも問題があるのではと感じます。いつまで根こそぎ収奪が続くのでしょうか。

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