|
beachmolluscさんのコメント(2008年12月03日 09:47)
海岸工学の国際会議が定期的に開かれていて、日本でも開催されているようです。
2003年には幕張でAsian and Pacific Coasts 2003という国際学会があって、立派な報告集が出ています。Goda, Yoshimi / Kioka, Wataru / Nadaoka, Kazuo (編集) World Scientific 出版
Asian and Pacific Coasts 2003, Proceedings of the 2nd International Conference, Makuhari, Japan 29 - February - 4 March 2004
さらに新しい本がありますが、これも国際学会でしょう。本が高価なので買うのをためらっているところです(情報価値が十分あるかどうか、コストに見合うかどうか、わからない)。Nobuo Mimura 編集:
Asian-Pacific Coasts And Their Management: States of Environment (Coastal Systems and Continental Margins)
国際会議で日本に来た研究者や技術者が日本の現場を詳しく見ることが出来るように見学のガイドツアーをやれば、交流と理解が深まるでしょうね。ただし、日本の技術関係者は一般に英語が弱そうですから、なぜこのような日本独自の海岸工学文化を発展させたのか、相手が納得できるように説明できないでしょうね。
ところで、2003年の会議で報告された中で、熊本県天草の白鶴浜の砂浜の無様な姿について詳しい論文がありました。
このようなポケットビーチでも変な構造物を造ると浜の景観がめちゃめちゃになり、ウミガメの産卵場所もなくなるというケースです。この報告が出た後の更なる変化を、最近、現地訪問して実際に見てきました(わがブログに掲載しました。
http://beachmollu.exblog.jp/7414032/
報告の著者達の提言に従って突堤やその他の海岸構造物をさらに強化したようですが、現場はさらに悪化していたと思います。
白鶴浜という九州西岸では極めて少ない豊かな砂浜の生態系は全く無視され、無機的な人工ビーチと何も変わらない海水浴場とされただけでした。
コンクリートで砂浜を何とか固めてしまおうとする古いままの海岸工学の精神構造が基本的な問題でしょう。
関連URL:
|