泥干潟となった砂浜(表浜)
投稿日時:2008年09月25日 08:54投稿日時:2008年09月25日 08:54
カテゴリ:愛知

【投稿者】
NPO法人表浜ネットワーク 田中

【関連海岸】
表浜海岸(西七根)

【投稿内容】
発見日時:2008年9月25日

砂浜は何かと遊びのイメージが強いのか、海のことをもっと知って貰おうと街で話しても干潟と比べて何となく評価が低いのかなといつも感じてしまうのですが。その砂浜も最近の豪雨で泥干潟に変身しました。これなら街の大人も泥の中に飛び込んでくれるかと期待しているのでしょうか。
冗談はさておき、最近は砂浜の海側の侵食ばかりではありません。陸側の治山事業や農地の土地改良などで土砂の流れ込みが激しくなってきました。陸側の侵食とでも言うのでしょうか。
水と陸の境界線である水辺はいよいよか細くなっていくようです。

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この記事へのコメント:7件 関連記事(トラックバック):0件

Satoquo SEINOさんのコメント(2008年09月28日 09:31)

表浜のこのような激しい土砂の流入は今まではどうだったのでしょうか?

サンゴ礁での赤土流入は問題になって、陸側の開発への問題提起も海から行っていますが、それ以外だと、なかなかとらえ方が難しいですね。

陸域からの土砂流入は、自然の仕組みなんだという一般論と、局所的な開発の問題と。

少しずつ波で洗われて、もとの砂浜に戻っていくのか。

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beachmolluscさんのコメント(2008年10月01日 07:19)

表浜の位置関係も周囲の地勢もわからないのでコメントしようがなかったのですが、海への陸域からの土砂流出であるとすれば、その供給源と供給メカニズムがあるはずです。

表浜のように外洋の波浪を受ける環境であれば、次第に泥は洗い出されて運び去られて砂浜から消えるでしょうが、普段の波が届かない場所であれば、それも嵐待ちとなると思います。

また、供給源がある間は、嵐の時の大雨で泥の供給が増えるでしょうから、どろどろがいつまでも続きますね。

沖縄や奄美では農地だけでなく、海岸道路やゴルフ場建設なども大量の土砂を海岸にもたらしました。リーフで沖の波がさえぎられている岸辺の浅瀬で堆積した粘土質の赤土は、しぶとく長い間残っていました。

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Omotehamaさんのコメント(2008年10月02日 11:05)

beachmolluscさま:
この土砂は背後の丘陵から流れ出しているのです。
表浜は隆起した海岸で背後は丘陵となっています。以前はかなり海岸から離れていた農地ですが、最近の土地改良で海岸側の丘陵まで幅広く開拓されました。休耕田はたくさんあるのに・・・・誰も通らないような場所に立派な二車線の道路も出来ています。たぶん軽トラかせいぜい4t車しか通らないのですがね。開拓側だけで考えているのでしょうから周囲の環境に与える影響を考えていないのですね。

関連URL:http://www.omotehama.org
Omotehamaさんのコメント(2008年10月02日 11:07)

追記です。
表浜海岸はこれから春まで強烈な季節風が東西、海岸線に沿って吹き荒れます。
この風で一瞬でこの泥も消えます。

関連URL:http://www.omotehama.org
beachmolluscさんのコメント(2008年10月03日 18:54)

ご説明があったので、少し理解できました。伏流水も後背地からの染み出しですね。海岸が東西方向になっていて、冬の季節風がそれに対して北よりで吹くのであれば、沿岸流も強化されるでしょうし、波が泥をさらって綺麗にするメカニズムが働くでしょう。

夏場は太平洋のはるかかなたから来るうねりで海中の砂が浜に寄せられ、冬場にそれが沖に運ばれてサンドバーになり、という周期を基本的に見せていませんか。

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Omotehamaさんのコメント(2008年10月04日 21:32)

沿岸流の強さは潮位変動の大きさで変わってきます。大潮の時の沿岸流は凄まじいです。浜辺の泥は季節風が吹き飛ばします。表浜の恵まれた点は季節風の強さでしょうか。サンドバーの成長はある程度の周期性を持っているようです。ただし東西に延びる海岸線なので年間を通じてうねりを受けます。
伏流水は地元では天竜川の地下水と言われてかなりの水量が今でもあります。
渥美半島の先、伊良湖岬の火力発電の冷却水もこの伏流水なのです。水脈はかなりなものです。天竜川が三河湾に流れ込んでいたと地元では認識され、その水脈が残っていると伝えられています。

関連URL:http://www.omotehama.org
beachmolluscさんのコメント(2008年10月06日 06:32)

砂浜海岸が見た目はどこでも似たような姿に見えても、実際は地域の環境と歴史の中で形成されて、個性を持っていることを改めて認識させられます。

基本的に海岸平野が海水準変動の歴史を元に、6000年前頃の高海水面時の海底部分が今の海岸平野の基礎を造って、その後の水面低下で現在の姿になった、という部分はほぼ共通だろうと思います。

ブラジルの海岸の侵食問題を総合的に研究した論文集を読んでいるところですが、地殻変動による地盤変動の影響が日本とは異なることはありますが、海岸平野と低地形成のメカニズムは共通していると読めました。

沿岸流の影響ですが、海岸平野の形が中央で湾入しているタイプ(九十九里や仙台、宮崎もそれに近い)と遠州灘や新潟などの大きい河川の河口で突き出ているタイプでは漂砂の辿る運命はかなり違うだろうという気がします。

言い換えれば、たとえば九十九里海岸は両端にヘッドランドを持つ「大きなポケットビーチ」として、漂砂系の砂全体の消失は小さいだろうと想像できますが、遠州灘などは陸棚の深いゾーンに砂が運び出され、消失率は相対的に大きいのではないか、と考えています。東西のどちらに卓越流があるか知りませんが、黒潮に対して反流があれば、東の駿河湾方向に一方的に運ばれているのでしょうか。

陸棚部分の沿岸海底の流れに黒潮の影響が相当深い海底(陸棚全体)にまで及ぶことを宮崎海岸について知りましたが、遠州灘ではもっと激しいだろうと思います。

潮汐流は往復流動になっているでしょうが、海流および吹送流と相乗効果を起こして強化されるようなことがあるかもしれません。

季節風の影響も海岸が海に面している方位と後背地のあり方(山地など)で風が砂浜海岸の沿岸流に対する営力がまるで違うことも大事な要素でしょうね。

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