2012年9月9日(日)開催
日本緑化工学会・日本景観生態学会・応用生態工学会 3学会合同大会
公開シンポジウム 「災害と自然再生」
災害復興と自然再生は対立するのか,両立するのか ?
かつての「経済か環境か」を彷彿とさせる問題が2011年の東日本大震災などの大災害を契機に我々に突き付けられています。防災施設や住宅地の整備は地域復興のために切実な課題ですが,ハード一辺倒の整備は大規模な地形改変やエコトーン分断を通して生物多様性を損なうおそれがあります。
一方,災害の危険性が高い場所からの集約的土地利用の撤退や事前回避は,長期的に見ると防災のための緩衝帯と自然再生の用地を兼ねた土地を生みだす可能性があります。
本シンポジウムでは,以上のような問題意識のもと,防災・減災と自然再生の関係を災害現場の状況を踏まえながら熱く議論したいと思います。
●開催日時:2012年9月9日(日) 14:00〜17:45
●開催場所:
東京農業大学 100周年記念講堂(アクセス)
東京都世田谷区桜丘1-1-1
(渋谷駅下車よりバスで30分位 <渋谷駅 → 農大前>)
●参 加 費:無料
●:紹介ページ:応用生態工学会HP
●プログラム:
全体司会:藤田直子(九州大学)
第一部 話題提供
@ 「巨大津波は生態系をどう変えたか」
永幡嘉之氏(東京大学農学生命科学研究科 特任研究員)
A
「海岸防災と生態系」
佐藤慎司氏(東京大学大学院教授 工学系研究科社会基盤学専攻)
B「海岸+河川 × 自然環境+景観」
川村謙一氏(国土交通省東北地方整備局河川部 河川調査官)
C
「三陸復興国立公園」
佐々木真二郎氏(環境省自然環境局国立公園課 公園計画専門官)
(休憩)
第二部 パネルディスカッション
進行:日置佳之
コメント:藤田光一氏(応用生態工学会)
小林達明氏(日本緑化工学会)
鎌田磨人氏(日本景観生態学会)
討論:総合コメンテーター 森本幸裕氏(京都学園大学)
|