2012年6月29日(金)開催

シンポジウム「海民プロジェクト」
  〜海でつながる地域、人そして未来へ〜  


 海流でつながる海を生活の場としてきた人たち、すなわち「海民」は、大きな空間スケールの世界観や時間感覚を持っています。「海民」が棲むアジア太平洋の沿岸地域は、共通した漁法、航法、居住法、慣習などを有し、海を通じた人々の移動や分散により、これらが伝播されてきました。祭祀や音楽も、伝えられ、継承され、発展的に変化し、残ってきました。

  しかし、近代化や経済成長に伴って状況は変わり、生活様式の変化、生態系の変化、水産資源の減少などによる漁村や漁業の衰退、高齢化や過疎化など、各国ともに共通課題を抱えています。このままでは、海の自然との共生や人々のつながりなど貴重な文化が失われてしまうでしょう。

  海に生きてきた人たちの「地域に即した知恵 」は、現在や未来に生きる私たちに、多くの示唆を与えてくれます。その保護や継承は重要課題であり、2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」での「自然の叡智」の理念を継承、発展させることでもあります。

  このシンポジウムは、出会いとはじまりの場です。各地に残る断片的な足跡を広域的な視点から符号させ、「海民」のダイナミックなつながりをさぐることにより、「海民」の輪をひろげ、「持続可能性」とは何かを問い直します。さらに、海の広域的な環境保全や沿岸域の活性化はもちろん、地球環境、気候変動、生物多様性などを視野に入れた国際連携に発展させてゆきたいと考えています。

●開催日時:2012年6月29日(金) 10:00〜18:00
●開催場所: 麗水世界博覧会カンファレンスホール(エキスポホール1階)  
●主   催:NPO法人表浜ネットワーク(HP
        九州大学大学院工学研究院環境社会部門生態工学研究室(HP
        海民プロジェクト九州
●共   催:済州大学耽羅研究所、海洋文化研究院
●協   力:NPO法人水辺に遊ぶ会 (HP
●プログラム:
 10:00〜祝辞・趣旨説明 
 10:30〜 T部  テーマ 「海民と地域における研究活動」
    @田中雄二(NPO表浜ネットワーク 理事長)
    A崔 光植(済州大学校 海洋生命科学科 教授) 
    B足利由紀子(NPO水辺に遊ぶ会 理事長) 
    C張 志英(生態地平研究所 責任研究員) 
 14:00〜 U部  テーマ 「海民がいきる世界の研究」
    D交渉中
    E清野聡子(九州大学大学院工学研究院 准教授)
    F崔 聖愛(海洋水産開発院 選任研究員)
  16:00〜 V部 テーマ 「海民ネットワークの可能性と展望」
    G朱 剛玄(済州大学校 碩座教授)
    H石原義剛(海の博物館 館長)
  17:00〜 総合討論
  18:00 終了

   
POSTER
●プロジェクト詳細:Kaimin-Project HP




海岸ニューストップに戻る

ニュースに記事を掲載希望の方へ
このページに海岸のニュースを掲載しませんか? 記事投稿の方法はこちらをご覧ください。≫投稿方法のご案内







copyright 2007: 海岸環境調査研究会(無断転載を禁じます)