7/18(土)開催

シンポジウム「宝石サンゴとワシントン条約」
 
 人類が産宝石サンゴを装飾品として利用した歴史は古く、3万年前の旧石器時代に遡ります。19世紀までは、イタリアを中心とする地中海で採集されたベニサンゴが宝飾品、装飾品、医薬品として世界各地に流通していました。明治初年に高知県で宝石珊サンゴの漁獲が始まると、地中海産よりも質が良いことから世界に流通するようになりました。長年にわたる漁獲により資源の枯渇が心配されています。そのため、2007年6月に開催された第14回ワシントン条約締約国会議で宝石サンゴの国際商取引を規制する提案(附属書IIへの掲載)が提出されました。この提案はいったん第1委員会可決されたものの本会議で否決されました。その後中国が自国の宝石サンゴ4種を附属書IIIに掲載を求めたため、2008年7月より国際取引の規制が始まりました。来年3月に開催される第15回ワシントン条約締約国会議では、附属書II掲載の提案が再度行われる見通しです。
  本シンポジウムでは、海洋生物資源の所有に関する基本的な概念、ワシントン条約での海産物の取り扱い、宝石サンゴに関する科学的知見を紹介します。それら共通の認識に基づき、様々な立場から宝石サンゴ附属書「掲載の是非や持続的利用の可能性について議論します。

●開催日時:平成21年7月18日(土)13:30 (13:00受付開始)
●開催場所:高知大学人文学部第1会議室(HP
        (高知市曙町2-5-1)
●参 加 費:無料
●申し込み:メールで7月10日(金)までにお申し込み下さい。
  ※ 新型インフルエンザの流行により、開催を中止する場合があります。
     その場合はご連絡をいたします。
●主催・連絡先:科学研究費補助金「宝石サンゴ類の持続的利用と適切な国際取引
           管理に関する研究」(代表 岩崎望)による研究集会
          TEL: 088-844-8213  E-mail: iwasakin@cc.kochi-u.ac.jp
●後  援:生き物文化誌学会、日本珊瑚商工協同組合、
        トラフィック イーストアジアジャパン、東海大学出版会

●内  容:
13:30〜14:10 「海洋生物資源は誰のものか」
          秋道智彌 (総合地球環境学研究所) 
14:10〜14:50 「ワシントン条約における海産物」
          赤嶺 淳(名古屋市立大学)
14:50〜15:20  「海洋生物資源の持続可能な利用に向けた取り組み」
          諸貫秀樹(水産庁)
15:20〜15:30    <休憩>

15:30〜16:00 「宝石サンゴとワシントン条約、附属書「掲載の問題点」
          岩崎望(高知大学)
16:00〜16:30 「宝石サンゴをめぐる国際取引と資源管理」
          高橋そよ(トラフィック イーストアジアジャパン)  
16:30〜16:40    <休憩>

16:40〜17:30  パネルディスカッション・質疑応答
          各講演者、長谷川浩(金沢大学)、西内年亀(日本珊瑚商工協同組合)

18:30〜20:30  懇親会(高知市内を予定)




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